千歳民報(ゆのみ12)
恵庭市、千歳市の皆さま、おはようございます。
院長の中村です。
千歳民報のゆのみに掲載された内容です。
今回で12回目となります。
だんだん自分の気持ちがいっぱいいっぱいになってきました(笑
もう少し頑張れば終わりになります。
ネタが切れてきて大変ですが、もうひと頑張りです!!
「いただきます」
皆さまも子供の頃は、食事をする時に必ず「いただきます」を言うように教えられたと思いますが、実際に「いただきます」という言葉の深い意味を考えた事はあるでしょうか?最近「いただきます」について書かれた、とある文章を読んで感心させられる内容でしたので、その文章を参考に自分もこのことについて書かせて頂きます。
「いただきます」には、命をいただく動植物にたいしてだけでなく、食料を生産してくれた人、料理を作る人の命も少しいただいているという意味があります。作り手に命の時間を使って作って頂いているのです。1時間かけて料理を作って頂いたなら、その方の1時間の命をいただいた事と同じ事だと思うのです。
そして「いただきます」の意味で一番大事な事は奪ってしまった命に対しての感謝の気持ちでしょう。植物は自ら栄養を作ることができますが、動物はそれが出来ません。そのため動物は「食べる」必要があり他の生き物の「いのち」を奪わなければ生きていくことができないのです。
動物は、自分の食べ物を自分で獲り無駄なく食べますが、人間だけが、奪われた命の意味も考えず、そして直接手を汚すこともなく、肉を購入して無駄に食べています。
動物だろうが植物だろうが、どんな生き物であっても、自分の命の限り精いっぱい生き続けたい、そう願って生きていると思います。その尊い命を奪い自分が生きている事を理解し、感謝の「いただきます」「ごちそうさま」が大事だと思います。そして自分はいただいた命を無駄にしないために、意味や価値のある生き方をしていきたいと思います。